遺品整理・リフォームは、ハートアレンジへ（北九州・直方近郊）

私の洋服を片付けているのと並行して夫の荷物を整理しようと決めた。

 

夫は今から6年前にくも膜下出血で亡くなった。42歳だった。

 

葬儀も終わり、いざ遺品整理をしようと手に取ると、

 

まるで昨日の出来事のように色々と思い出してくる。

 

1つ1つ手に取ると涙が出てしまい作業が進まなく

 

結局、何も手は付けずに夫の荷物はそのまま封印してしまった。

 

先日無事に七回忌が終わったので、私の心の整理の為にも遺品整理をしよ

 

うと決めた。

 

しかし・・・

 

スーツを見れば出会った頃を思い出し、ブルゾンを見れば家族で出掛けた

 

事を思い出し、お気に入りのチェックのシャツを見れば夫の仕草や

 

その時のシュチュエーションを思い出す。

 

思い出は時に残酷に変身するものだ。

 

当時、小学校3年生だった息子は高校1年生になり、体格が夫くらいに成長

 

してきたので息子が着れそうな洋服をピックアップして出しておいた。

 

父親の記憶が薄れていく中で、父親の洋服が着れる事が息子は嬉しかった

 

ようで、翌日、学生服の下に夫お気に入りのTシャツを着て登校した。

 

その姿が夫の姿とダブって見えてしまい胸が熱くなり朝から涙・・・

 

さて、夫の遺品整理・・・

 

どれも整理する事が出来ず、またしても封印。

 

いつか私の気持ちが整理出来るその日まで待つとしましょう。